カボスをかける図

カボスをしぼるとき、果肉を下にしていませんか?

カボスの香り成分は皮のでこぼこにある精油に詰まっています。

なので、皮を下にして、香りのエッセンスを包みながら食べ物にかけてあげるのが、カボスの正しいしぼり方です。

さらに、カボスを100%味わうためには、食卓に上げる前のひと工夫も大事になってきます。

今回は、カボスを無駄なく、そして楽にしぼりきるためのちょっとした工夫を見ていきましょう。

ポイントはもむこと!台所でのひと工夫

食卓に出すカボスは、以下の3つの工夫で簡単にしぼりやすくなります。

  1. 流水で洗う
  2. 軽くもむ
  3. 真横に切る

流水で洗う

カボスを洗う

無農薬にこだわった農家や有機栽培のカボスであれば何の心配もいりませんが、病気や害虫から実を守るためにも、作物に農薬はつきものです。

買ってきたカボスは流水でしっかり洗いましょう

ほとんどの農薬は水に溶けるので、流水だけでも洗い流すことができます。

一方、香りの成分が詰まった精油は油のように水に溶けないので、皮を洗ったくらいで流される心配はありません。

軽くもむ

カボスをもむ

切る前にもむことで果肉が柔らかくなり、しぼったときに果汁が出やすくなります。

また、精油は皮のでこぼこの中に引っ込んでおり、もむことで精油がしみ出しやすくなります。
まな板の上に置いて、手のひらで軽く押しながらコロコロ転がしましょう。

こうして柔らかくしておけば、しぼるときも軽い力で最後までしぼりきることができます。

真横に切る

カボスの切り方

カボスを切るときは真横に切り、そこからさらに半分に切ってくし形にしましょう。

ふさが全て切れているので、しぼったときにふさが破裂して果汁が飛び散る、といった事態にはなりません。

以上で準備は完了です。食卓に出したら皮を下にして、好きな料理にかけましょう。

無駄なく最後までしぼりきることができますよ。

一度にたくさんしぼりたいときは?

大量のカボス

カボスって皮が分厚いですよね。

カボスは香りの強い若い実を収穫するので、手でしぼるには少し固めです

食卓で使うならともかく、保存のために一度に何個もしぼっていたら、手が疲れてしまいます

そこで、大量のカボスをもっと楽にしぼるための工夫を紹介します。

レンジでチン

カボスをチン

「手でもむ」の強化版といった方法です。

電子レンジのマイクロ波がカボスの細胞壁を破壊して、あっという間に柔らかくしてくれます。
カボスを丸ごと電子レンジに入れ、600Wで30秒温めましょう

はしっこを小さく切って握りしめるだけで、どんどん果汁がしぼれます。

ただし、熱に弱いビタミンCなど、一部の栄養は少なくなってしまいます。

また、味わいも変わってしまうので、温めすぎには注意が必要です

一方、カボスに特に多く含まれているクエン酸熱に強く、加熱してもなくなることはありません。

お鍋やケーキ作りにもどんどん使ってOKです。

しぼり器を使う

半分に切って押し当てる山型のタイプが一般的ですが、最近では凝った形をした色々なしぼり器が売られています。
しぼり器の力はやはり絶大で、手でしぼるより1.5~2倍もの果汁をしぼり尽くすことができます。
1滴の果汁も無駄にしたくないという方は一考の余地ありです。

皮の香りも残したいなら、グリグリ押しつけるタイプではなく、皮ごと押しつぶすタイプを選びましょう。

力の弱い方はあえて重いしぼり器を選ぶのがポイントです。

しぼり器自身の重さのおかげで、安定してしぼることができますよ。

スロージューサーなら放り込むだけ!

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レンジもしぼり器も面倒くさい!というなら、ジューサーを買ってしまうのも手です。

中でもスロージューサーと呼ばれるものには、普通のジューサーにはない利点がたくさんあります。

  • 切らずに丸ごと放り込んでOK
  • ゆっくり押しつぶすので、栄養素を壊さない
  • 果汁と搾りかすを勝手に分離
  • ミキサーに比べて音が静か

押しつける必要が無いので手も痛くならないし、しぼりかすを分離してくれるのでそのまま果汁を使えます。
業務用を買うほどでは無いけど、定期的にたくさんカボスが手に入るという方は試してみてください。
手間とスピードが劇的に変わりますよ。


[関連記事]↓
クビンスのスロージューサーを使ってみた!開封から使い心地までをレビュー

まとめ

カボスをより簡単に、無駄なくしぼる方法を紹介しました。

若くて固いカボスは、とにかく柔らかくしてあげることがポイントです。
ぜひ試してみてくださいね。

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