みかんを始めとして、柑橘類と牛乳は合わないというイメージがある人も多いのでは無いでしょうか。
私も祖母によく「みかんと牛乳を一緒に食べるとおなかの中で固まるよ」と言われて、子供心に恐怖を感じたのを覚えています。
でも実は、柑橘類と牛乳は風邪予防に相性バッチリな組み合わせなんです。
今回は、カボスと牛乳の相性にまつわるお話と、寒い時期こそ飲みたいカボスミルクの作り方をご紹介します。
なんで相性が悪いと思われたのか?
答えは簡単。見た目が悪かったからです。
牛乳に含まれているカゼインという成分は、酸性の果汁と混ざると固まるという性質があります。
この固まったドロドロした物体が、消化に悪いというイメージを持たせてしまったようですね。
しかし酸性で固まるということは、牛乳は胃の中でだって同じように固まっているということです。
牛乳を飲んだだけで、世の人全員が消化不良になったりはしませんよね。
なのでカボスと牛乳を一緒に食べても問題ありません。
むしろ寒さに負けない体を作るためにはとても良い組み合わせなんです。
風邪予防に良いカボスと牛乳の組み合わせ
牛乳はそれだけでも風邪予防に効果的な成分をたくさん含んでいます。
- ビタミンA:のどや鼻の粘膜を保護してウイルスやホコリの侵入を防ぐ
- シスタチン:荒れた粘膜を修復し、ウイルスの増殖を防ぐ
- ラクトフェリン:強力な抗菌作用
さらに、乳酸菌の力で腸の活動を活発にし、カボスに含まれるビタミンCやクエン酸などの栄養を吸収しやすくしてくれます。
また、クエン酸にはミネラルを包み込んで吸収しやすくするキレート作用があるので、カルシウムの吸収に効果的です。
つまりカボスと牛乳は、お互いの栄養を無駄なく採ることができる良い組み合わせだということですね。
カボスミルクのレシピ
組み合わせの良さが分かったところで、簡単に作れるカボスミルクのレシピを紹介します。
カボスの果実が無い方は、ビン詰めの100%カボス果汁があると使いやすくて良いですよ。
- 牛乳・・200cc
- カボス果汁・・30cc
- ハチミツ・・大さじ2
ハチミツをまぜることで酸味が柔らかくなり、飲みやすくなります。
まぜればまぜるほど、トロトロしたヨーグルト風味の食感に変身しますよ。
牛乳臭さが苦手な方もぜひ試してみてください。
こちらではカボスと牛乳で作るカッテージチーズの作り方も紹介しています。
大量のカボスを使い切りたい!無駄なく食べきる簡単料理レシピ!
まとめ
カボス+牛乳は、相性が悪いなんてことは無く、風邪予防に効果的な組み合わせでした。
イメージが先走って苦手に感じているものって、他にもありそうですよね。
改めて調べてみると、案外良い部分が見つかるかもしれませんよ。