カボスと旬

料理の名脇役として、何にかけてもおいしいカボス。

そんなカボスには、「今日から旬に入ったよー」と明確に教えてくれる、うれしい取り組みがあるのです。

今回はカボスの旬の時期と、その始まりを告げる旬入り宣言について見ていきましょう!


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食欲の秋にぴったりなカボスの旬

カボスの栽培時期

カボスの旬は8月中旬~10月の、夏から秋にかけてです。

おいしいものがいっぱいの秋の季節にぴったり重なります。

脂の乗ったサンマ、香ばしく焼いたしいたけ、サクサクの天ぷら…

そんな秋の味覚に旬のカボス果汁を一絞りすれば、まろやかな酸味で食欲全開!

ご飯とお酒が止まらなくなります。

大分かぼす旬入り宣言とは

そんなカボスが旬に入ったということを教えてくれるのが、大分かぼす旬入り宣言です。

この宣言を境に、果汁がたっぷり詰まった旬のカボスが出荷されるようになります。

この宣言が始まったきっかけは、消費者からのクレームでした。

その年初めての出荷には、果汁の少ない、若すぎるカボスが紛れている事があり、旬を楽しみにしていた人をがっかりさせてしまうことがあったようです。

そこで2005年からは、果実の大きさや果汁の量を調査して、それをもとに出荷に適した日を決め、その日を旬入り宣言日と定める事になりました。

カボス旬入りの基準
出典:「旬入り宣言日」について:大分県カボス振興協議会

こうして私たちは安心して、良質なカボスを入手出来るようになったのです。

本当に良いものを届けたいという思いが伝わってきますよね。

旬入り宣言日は例年、8月10日~20日の間くらいです。

この日には大分県内の卸売市場などで、旬入り宣言式が大々的に行われます。

香りと酸味なら旬前半、果汁の量なら旬後半がおすすめ!

旬の中でも、前半と後半でその味わいはちょっと変わってきます。

旬の前半(8月中旬~9月下旬)

爽やかな香りが強く、酸味が最も鋭い時期です。

実が引き締まった若い果実で、果汁の量は比較的少なめ。

油っこいものにかけると、とたんに食べやすくなります。

旬の後半(9月下旬~10月)

後半になればなるほど果汁の量が増えていき、酸味にまろやかさが加わってきます。

はちみつと混ぜてジュースにすれば、子供でもゴクゴク飲めちゃいます。

旬が終わった後(11月~12月)

緑色のカボスとしての旬が終わると、次第に熟していき、11月にはきれいな黄色に色づきます。

黄色いカボスはまろやかさだけではなくコクも加わり、ぽん酢を作るのに最適です。

まとめ

今回はカボスの旬について、始まりを告げる旬入り宣言と、各時期での味わいの変化を紹介しました。

旬を迎えれば通販での販売も活発になり、大分県外でもおいしいカボスを味わえるようになります。

是非、時期をずらして買ってみて、自分好みのカボスを探してみてください。

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