大量にカボスをもらってしまうと、使い道に困ってしまいますよね。
通販ではキロ単位の購入になりますし、親しい人から箱ごともらうことも・・・。
みかんみたいにそのまま食べるわけにもいかないし、何十個もすぐには使い切れないよ~
というあなたへ向けて、カボスを使ったいろんな食べ方をご紹介していきます!
カボスを搾って料理にかけよう
カボスの最もポピュラーな食べ方ですね。
料理じゃないじゃないか!と思うかもしれませんが、カボス特有のまろやかな酸味は想像以上に何にでも合います。
揚げ物にかければ胃が重くても食が進み、お酒に入れればフルーティーな香りと酸味で飲みやすくなります。
かすかな苦み・塩味もあるので、お醤油代わりに刺身につければ、減塩効果も期待できますよ。
他にもお味噌汁や焼き肉など、かける料理の種類を増やすだけでも消費量はぐんっと上がります。
搾る時は皮を下向きにしましょう。
香りの成分は皮にある精油に入っているので、果汁が皮をつたうように搾ることで、カボスのさわやかな香りがわき立ちます。
果汁でジュースやデザートを作ろう
カボスの果汁はゆずやすだちに比べて甘味が強く、ジュースやデザートに最適です。
その中でも簡単に作れるレシピを2つ紹介します。
はちみつカボスジュース
コップ1杯の水に、カボス半分の果汁と、お好みではちみつを混ぜるだけ。
ほどよい酸味に甘みが加わり、ゴクゴク飲める一品です。
カボスのカッテージチーズ
牛乳が酸で固まることを利用した料理です。
沸騰しないように温めた牛乳500mlに、カボス1個分の果汁を加え、弱火でコトコト煮込みます。
牛乳が固まったらキッチンペーパーを敷いたざるに上げ、水分を切って完成です。
ほんのりとカボスの香りがします。
そのままでも、パンなどに乗せてもおいしいですよ。
ちなみに、残った水分は乳清(ホエー)といって、水溶性のタンパク質やビタミンなどの栄養がたくさん入っています。
捨てるのはもったいないので、はちみつやショウガ水でジュースを作るなどして、残さず食べましょう。
皮で香りを活かした料理を作ろう
カボスの香りは皮に含まれる精油に詰まっています。
捨てずにうまく利用すれば、香り高いワンランク上の料理に変身しますよ。
こちらも簡単な料理を2つご紹介します。
カボス胡椒
白いわたの部分は苦いのでなるべく削り落としておきます。
カボスの皮と、種を取った青唐辛子、塩、カボス果汁をミキサーにかければ出来上がりです。
果汁を入れると辛味がまろやかになりますが、入れすぎると酸っぱくなるので注意しましょう。
青唐辛子の種を入れると格段に辛くなるのでこちらはお好みで。
ゆずとも違ったさわやかな香りがします。
香りが強すぎないので、白身魚や鶏肉などの淡泊な料理に良く合いますよ。
カボスピール
カボスの皮の砂糖漬けです。
皮から白いわたを取り除き、適当な大きさに切ります。
次に、皮をそのまま使うと苦みが強いので、ゆでこぼしをして苦みを抜いていきます。
皮と水を鍋に入れて煮立たせ、お湯を捨てるという作業を3~4回繰り返しましょう。
最後のお湯を捨てたら、グラニュー糖を皮と同じくらいたっぷり入れて、焦げないように煮詰めていきます。
水分が抜け、飴状になったら、グラニュー糖を敷き詰めたお皿に、重ならないように並べます。
上から更にグラニュー糖をまぶし、しばらく冷ましたら完成です。
保存したいときは、網の上に並べ、1~2日かけてしっかり乾燥させましょう。
乾燥させた砂糖漬けは、周りの砂糖が水分を吸ってくれるので、カボスが腐りにくくなります。
数ヶ月~半年は保つので、ゆっくりと味わえますよ。
熟して黄色くなったカボスを使うと、香りは少し落ちますが、口当たりが柔らかくなります。
もう一工夫して、溶かしたチョコをからめてもおいしいですよ。
ピール自体が甘いので、ビターなチョコを使うのがおすすめです。
まとめ
カボスを使った料理の中でも、比較的簡単で取りかかりやすいものを紹介しました。
9月~10月に手に入る旬のカボスは、果汁も香りも最高です。
せっかくのカボスを無駄にしないためにも、ぜひいろんな料理を試してみてくださいね。