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ビタミンCやクエン酸が豊富で、さわやかな香りが特徴的なカボス。
食べてももちろん効果的ですが、お風呂に入れて使えば、その効能をよりダイレクトに感じることができますよ。
今回は、カボス風呂の作り方とその効果、そして気をつけておきたい注意点について見ていきましょう。
このページの目次
カボス風呂の作り方
無農薬のカボスであれば問題ありませんが、そうでないなら最初にしっかり水洗いをしておきましょう。
しぼった後のカボスの皮を、ざるや新聞紙の上に並べ、お日様にあてて天日干しします。
カボスの皮は厚くて固いですが、無理にちぎる必要はありません。
すでに半分かクシ形に切っていると思うので、そのまま乾燥させましょう。
水分が抜けてカラカラに乾けばOKです。
待てないという人は電子レンジを使うのも手です。
一気に乾燥させようとせず、2分ごとに裏返し、何回かに分けてチンしていきましょう。
乾燥しきった皮をガーゼや布にくるんで、口をしばれば完成です。
100均などの安い布で包んでおけば、使用後そのまま捨てられるので便利です。
カボスは香りが強いので、1個分からでも十分に香ります。
お湯を沸かす前から入れておけば、入る頃には成分が溶け出して、しっかりと香りを感じることができますよ。
カボス風呂の効果
体にうれしい様々な効能
香りの主成分であるリモネンやピネンには、イライラを抑えてリラックスしてくれる効果があります。
また、リモネンは血の巡りを良くして体を温めてくれるので、寒い時期にはありがたい成分です。
さらに、ビタミンCが入っているので、肌にハリを与えてくれる美容効果も期待できます。
ビタミンCでカルキ抜き
水道水には消毒のために塩素が含まれていて、肌の弱い人には刺激が強いことがあります。
カボスに含まれるビタミンCは、この塩素と反応して無害な物質に変えてくれます。
いわゆるカルキ抜きですね。
1人暮らしで一番風呂を避けられない人でも安心して入れます。
香りが苦手な場合は、スプーン1杯の果汁を入れるだけでも十分効果を発揮してくれますよ。
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クエン酸で水垢とり
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸で落とすことが出来ます。
しかも、カボスにはレモンの2倍ものクエン酸が入っているので、その効果もひとしおです。
入浴後のお掃除が楽ちんになります。
カボス風呂の注意点
こんなに良いことずくめなカボス風呂ですが、いくつか注意点があります。
特に肌が弱い人や小さな子供がいる人は要チェックです。
刺激が強いと感じたら使用をやめる
カボス風呂に入っていると、肌がピリピリしてきます。
これはリモネンが酸化し、ヒドロペロキシドという肌に刺激のある物質に変化してしまうからです。
敏感肌の人や、3歳未満の小さな子供には刺激が強すぎて、炎症を起こす場合があります。
肌に合わないと感じたら湯船から出て、シャワーで洗い流しましょう。
香りだけでもリラックス効果や血行を良くする効果は期待できます。
なので、お湯を張った洗面器にカボスを入れて香りを楽しむ、という形でもOKです。
健康な肌であれば問題はありませんが、一度にたくさんのカボスを入れれば、同じ事が起こりえます。
だんだん香りに慣れてきますが、香りが弱くなったと感じても、一回の入浴でカボスを追加するのはやめましょう。
まずは1~2個から始め、刺激の弱いぬるめの湯で楽しむことがポイントです。
生のカボスを使う場合は日の光をさける
乾燥させてない生のカボスには、ソラレンという物質が含まれています。(「ニン」ではなく「レン」です)
ソラレンには紫外線を吸収して、メラニンを活性化させる性質があります。
そのため、日焼けしやすくなり、シミができる原因になり得ます。
このように、太陽の光に当たると肌にダメージを与える性質を「光毒性」といいます。
とはいえ、あくまでも太陽の光に当たらなければ大丈夫なので、生のカボスを丸ごと使いたいときは、夜のお風呂で楽しむと良いでしょう。
まとめ
注意点も紹介しましたが、過度に怖がる必要はありません。
これらの注意点はレモンやミカンなど、他のかんきつ類でも同じように当てはまります。
心にも体にも、お掃除にだって優しいカボス風呂。
うまく活用して元気な体を手に入れましょう!
カボス風呂のポイント
- 皮をカラカラに乾燥させる
- 1~2個分の皮から始める
- ぬるめのお湯で使う
- 夜に楽しむ