カボス精油の抽出方法


カボスの皮から取れる天然の精油は、アロマオイルとも呼ばれる香り成分のかたまりです。

5mlの小瓶が数千円する事もあるリッチなアイテムではありますが、実はこの精油、自宅で抽出することもできるんです

今回は、カボスの皮から香り成分たっぷりの精油を、自宅で簡単に抽出する方法を紹介します。


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精油を取り出す3つの抽出方法

一般的に天然の植物から精油を抽出する方法には、次の3つがあります。

  • 水蒸気蒸留法
  • 溶剤抽出法
  • 圧搾法

水蒸気蒸留法

水蒸気蒸留法

水蒸気蒸留法は、水蒸気の熱を使って香り成分を揮発させ、それを再び冷やすことで液体に戻った精油を取り出す、という方法です。

このとき、冷やされて出てくる液体の全てが精油というわけではありません。

精油の原液と、香りがついた水(フローラルウォーター)の2つに分離して出てきます。

フローラルウォーターは香りは薄いですが、濃度が低い分精油よりも気軽に使う事ができますよ。

溶剤抽出法

溶剤抽出法

溶剤抽出法は、香り成分が熱に弱くて水蒸気蒸留法が使えない植物に使われる方法です。

まず、溶剤と植物をまとめて溶剤釜に入れ、精油が混ざったかたまり(コンクリート)を作ります。

次に、そのかたまりにメチルアルコールを混ぜて分離させ、最後にアルコールを蒸発させれば精油が取り出せます。

手間がかかるので高価になりやすいですが、より植物そのものの香りに近くなるのが特徴です。

圧搾法

圧搾法

圧搾法はその名の通り圧力をかけて搾り取る方法です。

カボスの皮を指で2つ折りにすると細かい水滴が飛びますが、まさしくこれがカボスの精油になります。

熱も水も使わないので自然に近い状態で取り出せますが、完全な分離がし辛く、不純物が混ざるので劣化もしやすいという特徴があります。

カボス精油の抽出に適した方法は?

サクッと3つの抽出方法を紹介しましたが、この中でカボスの精油を抽出するのに適した方法は水蒸気蒸留法圧搾法です。

カボスの精油には

  • 揮発しやすい
  • 酸化しやすい

といった特徴があります。

 

まず、水蒸気蒸留法ですが、揮発しやすいということは水蒸気の熱で取り出しやすいということでもあります。

やり方も蒸留器にセットしたら後は加熱するだけなのでとてもかんたんです。

ただし、熱により一部の成分は変化してしまうので、自然のカボスの香りとはちょっとだけ差があると感じてしまうかもしれません

 

一方、圧搾法ですが、こちらは力をかけて搾り取るだけですので、かなり自然のカボスに近い香りを取り出す事ができます

劣化しやすいという欠点も、カボスの香りは元々サッと香ってすぐなくなるのが特徴なので、それほど気になりません。

ただし、1つ1つ搾るのはかなり手間がかかる上に、一滴分集めるために何十個も搾らないといけないので大変です。

近年はローラー遠心分離機を使うそうですが、どちらも数十万円するので一般家庭に導入するのは無理でしょう。

 

まとめると、

  • 手軽さなら水蒸気蒸留法
  • 香りの近さなら圧搾法

という基準で選ぶと良いと思います。

それでは、いよいよ自宅で抽出するときの具体的なやり方をご紹介します。

自宅でのカボス精油抽出方法

今回のお話は「自宅で簡単に精油を抽出する」のが目的なので、手軽な水蒸気蒸留法を使ったやり方を紹介します。

必要なもの

  • カボスの皮(十個分以上)
  • 蒸留器
  • 精油用のビン(青または茶色)
  • フローラルウォーター用のビン
  • スポイト

カボスの皮は数十個、少なくても十個分は用意してください。

定期的にたくさん手に入るという方は大チャンスです。

余った皮をまとめて利用してしまいましょう。

 

蒸留器は一式まとめて数万円で買う事ができます。

加熱部分と冷やす部分があれば良いので、構造に詳しいという方なら自作してしまうのも1つの手です

とはいえ、プロが作った物の方が効率が良いのも確かです。

ただでさえカボス1個あたりに取れる精油の量は微々たるものなので、できるだけ効率良く取れるものを使いたいですよね。

おすすめは「ピュアスティーラー ミニ

構造がシンプルで分かりやすく、30cm×20cmとコンパクトな上に、ガラス職人の手作りだというデザインも美しい一品です。

また、精油は太陽光に当たるとすぐに劣化してしまうので、保管用のビンには光を通さない青色または茶色のビンを用意しましょう。

抽出方法

水蒸気蒸留法

道具の準備ができたら実際に精油を抽出してみましょう。

手順としては、

  1. 蒸留器をセットする
  2. 加熱するフラスコに水とカボスの皮を入れる
  3. 冷却器に水と氷を入れる
  4. 電源を入れて待つ
  5. 溜まったら表面に浮いている精油をスポイトで取り出し、色付きビンに入れる。

の5ステップで完了です。

抽出には沸騰し出してから1時間程度かかります。

水や氷を追加するという作業はありますが、基本は待つだけなので簡単です

本などを読みながらゆったりと抽出を待ちましょう。

まとめ

余って捨てるだけのカボスの皮から高級品のアロマオイルを作れるというのは、とても驚きで嬉しいことですよね。

アロマオイルの使い方については下のページにまとめていますので、参考にしてください。

カボスのアロマオイルでリフレッシュ!簡単な使い方と注意点まとめ

作ったアロマオイルを上手に使って、快適な生活を楽しみましょう。

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