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カボスを全国で最も多く生産し、最も多く消費しているのが大分県です。
大分県といえば「温泉県」として別府や湯布院の温泉が有名ですが、他にもいろいろな全国一位があることをご存じですか?
今回は生産量や消費量など、様々な日本一を見ていき、大分県の県民性を覗いてみましょう。
このページの目次
温泉源泉総数
大分県内の源泉総数(温泉が出てくる穴の数)は、平成30年3月時点で4,418あり、なんとその内の2,288が別府市に集まっています。
日本の源泉数の総数が約27,000ですから、これは日本全国にある源泉の約1割が別府市に集中しているということです。
別府の温泉が有名になるのもうなずけますね。
温泉湧出量
こちらは湧き出してくる温泉の水量です。
大分県内の温泉湧出量は1分あたり279,549リットルとなっており、圧倒的面積を誇る北海道にも8万リットルの差をつけて堂々の1位となっています。
大分の温泉は古くから湯治や飲用、別府の地獄など様々な事に使われてきました。
どの温泉地に行っても詳しい成分や効用などが書かれているので、ぜひ色んな温泉を回ってみてください。
再生可能エネルギー自給率
温泉の熱は地球を汚さないクリーンなエネルギーとしても注目されています。
そもそもなぜこんなに温泉が多いかというと、大分県がマグマの吹き出し口が作られやすい場所の真上に位置しているからです。
皆さんも学校で地震のしくみを学んだときに、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む図を見たことがあると思います。
このマグマに熱せられた湧き水が温泉として出てくる訳ですね。
大分県内ではこの温泉の熱を使った暖房や養殖なども盛んに行われており、特に地熱発電による発電電力量は全国一位を誇っています。
県指定有形文化財数(建造物)
大分県は県指定の有形文化財の内、建造物の件数が210件で全国一位です。
有名なものとしては、全国に約44,000社ある八幡宮の総本社である宇佐神宮がありますね。
他にも、日本で唯一の8連石造アーチ橋である耶馬溪橋や、続日本100名城の1つである佐伯城の三の丸櫓門など、歴史的価値のある建造物が県内の至る所にあります。
道路トンネル数
マグマが作られやすく温泉がたくさん湧く大分県は、その分山も多いです。
そのため通行の便を良くするためにはトンネルを掘る必要がありました。
2017年の国土交通省の調査によると、大分県内のトンネルの数は571カ所で全国1位です。
山が多いのは大分県に限ったことではありませんが、一説には江戸時代に8つの藩が分散して存在しており、その行き来を楽にするためにトンネルが増えたとも言われています。
醸造用木樽
大分県臼杵市にあるフンドーキン醤油株式会社には、ギネス記録にも認定された世界一大きな醸造用木樽があります。
フンドーキン醤油では、300年前の製法に則り、3年の歳月をかけてじっくり熟成された醤油が作られているそうです。
高さ、直径ともに9mで重さは45t。容量は540klで1リットル換算で54万本の醤油をつくることができます。
次回の出荷は2020年。「世界一木樽醤油」という商品名で販売されます。
どんな味なのか楽しみですね。
ちなみに、フンドーキン醤油では私も愛用しているかぼすポン酢も作られています。
九重”夢”大吊橋
九重の山中にある九重”夢”大吊橋は、日本一高い位置にある歩行専用の吊り橋です。
長さ390m、高さ173mあり、足下は網目状で下がよく見えるというスリルある構造をしてますが、横幅も十分にあってあまり揺れないので怖くはありません。
中央に行くと落差83mの雄滝「震動の滝」を見つけることができます。
おすすめは秋。一面紅葉で色づいた雄大な山々を眺めることができますよ。
石灰石生産量
石灰石は炭酸カルシウム(CaCO3)で出来ている鉱石で、セメントやガラスの材料の他、環境改善のための中和剤としても使われています。
大分県はこの石灰石の生産量が全国の19%を占めており、日本一です。
石灰石は大昔のサンゴなどがプレートの移動によって大陸プレートの下に沈み込むことによって出来たといわれています。
マグマと同じでここでもプレートが関係しているんですね。
カボス生産量
このサイトのメインコンテンツであるカボスは、生産量も消費量も大分県がぶっちぎりで全国一位です。
カボスはレモンと同じように、料理に搾って使います。
レモンにはない特有の香りと甘酸っぱさは、予想以上にどんな料理にも合いますよ。
ぜひ当サイトを回って、カボスの魅力を知ってください。
カボス好きな人が1人でも増えてくれると嬉しいです。
干しシイタケ生産量
カボスと並んで全国に誇る大分の名産品が、干しシイタケです。
干しシイタケの生産量は1115.1トンで全国の約半分を占めます。
シイタケには傘が開ききる前に収穫した「どんこ」と、開ききった後に収穫した「こうこ」があり、それぞれに違った味わいがあって美味しいです。
どんこは肉厚があってジューシーなので網焼きに醤油を垂らして丸かじりがおすすめ。
こうこはスライスしやすいので、炒め物や茶碗蒸しに使うのがおすすめですよ。
鶏肉消費量
実は大分県民は鶏肉が大好物!
ここ数年は他県に一位をゆずっていましたが、2019年3月に発表された統計では、大分市の年間鶏肉購入量が20キログラムを越え、再び一位に返り咲きました。
「中津の唐揚げ」は夏祭りの屋台でも見ることが多いので、知っている方も多いのではないでしょうか。
他にもとり天や宮崎名物のチキン南蛮など、県内を回れば美味しい鶏肉料理を出すお店がたくさんありますよ。
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七島藺(しちとうい)生産量
七島藺(しちとうい)とは琉球畳の材料となるイ草のことです。
国内では大分県の国東地方でしか生産されておらず、かなり希少な植物となっています。
その断面は三角形で表皮が硬いため、普通のイ草よりも丈夫で吸湿性も抜群です。
夏に寝っ転がると涼しくて快適ですよ。
マダケ竹材生産量
真竹を使った竹細工は、大分県の代表的な工芸品です。
真竹の生産量は年間4万束ほどで、栽培面積も日本一を誇ります。
ツヤがあって頑丈な竹細工はバックやおしぼり置きなどの日用品の他、ランプなどのインテリアにも最適です。
県内には国内唯一の竹に関する公的機関である別府産業工芸試験場がありますよ。
サフラン(花芯)生産量
サフランはめしべを乾燥させ、パエリアやリゾットなどの料理に香辛料として使われます。
サフランライスの黄色い色を付けているものとしても有名ですね。
国内生産の8割以上を大分県竹田市で生産しています。
サフランには疲労回復効果や更年期障害改善効果が期待できるといわれており、休息の質を高めるサプリの材料にも使われています。
まとめ
長くなりましたが、大分県が誇る14種類の日本一をまとめて紹介しました。
大分県の日本一にはプレートの動きによるものが多く見られましたね。
その土地で有名になるものにはきちんと原因があることが分かってすっきりしました。
皆さんも地元の日本一を調べてみてください。
意外な関係性を発見出来るかもしれませんよ。