自由研究

夏休みといえば自由研究!

毎年何をしようか迷っちゃいますよね。

今回は、親子でいっしょに楽しめて、しかもおそうじのお手伝いもできちゃう!

そんなカボスを使った研究テーマをご紹介します。


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カボスでお掃除!汚れが一番落ちるのはどの部分?

用意するもの

  • カボス(皮と果汁)
  • ティッシュペーパー
  • 油性ペン
  • よごしてもいいお皿や板
  • 水あかがついたコップやシンク

実験方法

①カボスは先に皮をむいて、果汁をしぼっておきましょう。

②油性ペンで用意したお皿に黒丸を3つ書きます。

ポイントは全部同じくらいの大きさにすることです。

油性ペンで黒丸を書く

皮の外側皮の内側果汁をしみこませたティッシュの3つで、さっき書いた黒丸をそれぞれこすってみましょう。

汚れをカボスでこする

さぁ、どれが一番きれいになりましたか?

※あんまりちがいが出ないときは皮をもんでみましょう。

④つぎに、シンクについた水あかも、同じように皮の外側皮の内側果汁のティッシュでこすってみましょう。

シンクの汚れをカボスでこする

かわくまで少し待った方が、結果が見やすいですよ。

さぁ、油性ペンのときとちがいはありましたか?

⑤実験が終わったら手をきれいに洗いましょう。

結果をまとめよう

実験結果のまとめ表

結果がでたら写真にとって、表にまとめましょう。

そして、どうしてこのようになったのか、一度自分で考えてみましょう
「なんで?」「どうして?」と思うことは、考える力をレベルアップさせるためにとても大切な事です。

カボスで汚れが落ちる理由

汚れに効くカボス成分

油性ペンの汚れが落ちるのは、リモネンという成分の力です。

リモネンは油によく似た性質をもっているので、水に溶けにくく、油には良く溶けます

そのため油性ペンの油を溶かして落とすことができるのです。

水あかが落ちるのは、クエン酸の力によるものです。

水あかはアルカリ性の汚れで、クエン酸は酸性です。

アルカリ性と酸性のものが混ざると化学反応によって中和され、別の物質に変わってしまいます。

そのため、クエン酸で水あかを落とすことが出来るのです。

カボスは油汚れと水あかの両方に効果があるということですね。

さて、リモネンとクエン酸はそれぞれカボスのどの部分にたくさんふくまれているでしょうか?

実験の結果から考えてみましょう。

プラスワン!みかんやレモンとくらべてみよう

かぼすとみかんとレモン

リモネンやクエン酸は、みかんやレモンなどのかんきつ類にふくまれています。

では、みかんとカボスでは、どちらの方が多くふくまれているのでしょうか?

こすった回数などでくらべてみましょう。
ポイントは、比べるもの以外は全て同じ条件にそろえることです。

こすった回数をくらべるなら、汚れの大きさや皮の大きさ、汚れを付ける材料などは同じものを用意しましょう。

まとめ

上にも書きましたが、自由研究で大切な事は「なんで?」「どうして?」と興味を持って考えることです。

感情をともなった体験というものは、ただ教えられるだけよりも圧倒的に身につきます。

できればイヤイヤやらされるよりも、楽しい!知りたい!という前向きな感情と共に、記憶にとどめて欲しいですよね。

自由研究が終わったら親子で力を合わせて、キッチンのしつこい汚れに立ち向かってみてはいかがでしょうか。

きっと楽しい思い出になりますよ。

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