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鉢植えに水やりをする時、ペットボトルに水をくんで、根元にドバドバとかけてはいませんか?
鉢植えカボスにとって、水やりはとても大切な作業ですが、適当な水のやり方をしていると、かえって苗木にダメージを与えることになりかねません。
今回は、水やりをする時のポイントを3つ紹介します。
水やりをする時の3つのポイント
水やりをするときに抑えておきたいポイントは次の3つです。
- 土が乾いてからたっぷりと水をやる
- 夏は朝夕、冬は日中に水やりする
- 柔らかいシャワー状の水を土全体にかける
1. 土が乾いてからたっぷりと水をやる
鉢植えで植物を育てると、毎日必ず水やりをしなければならないと思いがちになりますが、そんなことはありません。
水のやりすぎにも注意が必要です。
土が乾かないうちに追加でどんどん水をやりすぎると、根っこがいつまでも水に浸かっている状態になり、根腐りを起こしやすくなってしまいます。
私達だって24時間ぶっ続けで水を飲んだりはしたくないですよね。
水をやるタイミングは、土が乾いて白っぽくなってからです。
土が乾いてから初めて、乾きを潤すために、鉢の底から滴るくらいまでたっぷりと水をやりましょう。
鉢植えカボスに水やりする間隔の目安は、以下の通りです。
- 春秋:2〜3日に1回
- 夏:毎日
- 冬:1週間に1回
一方、鉢植え用の培養土には、水はけが良い反面乾燥しやすいという特徴があります。
そのため、夏場の水不足には注意が必要です。
土の乾き具合を観察し、良いタイミングで水やりをしましょう。
2. 夏は朝夕、冬は日中に水やりする
水やりをする時は気温にも注意が必要です。
夏は日中に水やりをしてしまうと、水が茹だって熱くなってしまいます。
そのため、夏の暑い日は朝や夕方の涼しい時間帯に水やりをする事が大切です。
冬は反対に、日中の暖かい時間帯に水やりをしましょう。
朝夕の寒い時間に水をやってしまうと、霜になったり凍りついたりしてしまうことがあります。
特にカボスは寒さに弱いので、地方によっては室内に引き上げる、霜防止のワラを敷くなどといった対策も必要です。
3. 柔らかいシャワー状の水を土全体にかける
ジョウロを持っていないと、ついペットボトルやコップで水をあげたくなりますが、それはあまり良くないです。
ペットボトルで勢いよく水をかけてしまうと、土が跳ねて幹や枝葉にかかり、それが病気の原因になってしまいます。
また、カボスの木は根っこの先端から水を吸うので、根元だけにかけるよりも土全体にかけてあげた方が効率が良いです。
水やりは雨と同じように、柔らかいシャワー状の水を土全体にかけるようにしましょう。
ジョウロや散水ホースが最適ですが、工作が好きな人ならペットボトルの底に穴をたくさん開けて手作りジョウロを作るのも面白いですよ。
ジョウロを買うときは、自分の力や鉢植えの数に合わせた物を選びましょう。
小さい物だと取り回しやすいし置き場所に困る事もありませんが、何度も水をくむ必要があります。
反対に大きい物をだと一度にたくさんの鉢に水をやれますが、かなりの力が必要です。
8号の鉢植えだと1度に1リットル位の水で十分なので、2リットルのペットボトルを重いと感じる方は、小さめのジョウロにした方が怪我の心配も少なくておすすめですよ。
まとめ
水やりのときに注意したい3つのポイントを紹介しました。
カボスの木の育成不良は水やりが原因という場合も多くあります。
上手に水やりをして、美味しいカボスが実るのを楽しみに待ちましょう。