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「果樹を育ててみたいけど、初めてだから育てやすいのが良いな」と思っているそこのあなた。
大分県名物のカボスを育ててみませんか?
レモンのように料理に搾って使うカボスは、実はとても育てやすい果樹でもあるんです。
今回は初めて果樹を育てるという初心者の方にカボスをおすすめする理由を5つ紹介します。
育てる品種を選ぶ際の参考にしてください。
開花から実がなるまでが早い
カボスは緑色の若い実を収穫するので、他の果物に比べて開花から収穫までの期間が短いです。
例えば夏みかんは開花してから収穫まで約1年かかりますが、カボスは5月に開花してから9月に収穫するので、たった4ヶ月で収穫期を迎えることができます。
さらに育てれば11月頃には黄色く熟したカボスも収穫できますが、それでも半年しかかかりません。
何より、収穫までの期間が短いということは、それだけ実が病気や害虫の被害にあう可能性が低いということです。
実を付けたまま冬を越すこともないので霜の心配もないですし、栽培の難しさはグンと小さくなります。
受粉樹がいらない
カボスは1つの花の中に雄しべと雌しべが両方入っているので、自分で受粉し、実を付けてくれます。
そのため、受粉用に別の木を用意する必要がありません。
キウイフルーツのように雄花と雌花が別々の場所に咲く果樹だと、受粉にも気を配らないといけない上に、一度に2本の木のお世話をしないといけないので大変です。
その点カボスは一本の木に集中できるので、負担を半分以下にすることができます。
柑橘類の中では寒さに強い
柑橘類は総じて寒さに弱い果物です。
カボスは大分県の名産ですし、スダチは徳島県、みかんといえば愛媛県や和歌山県など、どれも南寄りの地域で名産になっていますよね。
その中にあってカボスは比較的寒さに強く、具体的にはマイナス6℃まで耐える事ができます。
実際に大分県では、1日の寒暖差が激しい竹田市の山中でたくさんのカボスが育てられています。
東北より南なら庭植えできる地域も多いので、冬の最低気温を調べて栽培できるかどうか確かめてみてください。
鉢植えができる
たとえ庭植えすることができない地域でも、鉢植えにすることでカボスを育てることができます。
鉢植えならコンパクトに育てられる上に、庭植えよりも早めに実を付ける傾向があります。
また、カボスは常緑樹で1年中緑色の葉がしげるため、レイアウトとしても部屋の景観を損ねません。
8号(直径24cm)程度の鉢植えで育てられるので、お部屋にある程度の広さがあるならおすすめです。
収穫量が少なくても困らない
カボスはレモンのように料理に搾って使う果物です。
みかんや桃のようにそのまま食べる果物は収穫量が少ないと悲しくなりますが、カボスはそうでもありません。
特に最初は使い道もよく分からないと思うので、たとえ2~3個でもちょうどよい位でしょう。
それが4年目、5年目と進み収穫量が増えてくる頃には、色々な使い方ができるようになり、無理なく消費できるようになるはずです。
一見使い方が限られているカボスですが、だからこそ育てはじめの挫折も無く、気を長くして付き合っていけるのではないでしょうか。
まとめ
果樹の育成初心者にこそカボスをおすすめする理由を5つにわたって紹介しました。
これから長い年月を共にする果樹だからこそ、育てやすく、挫折しにくいものを選びたいですよね。
カボスは育てやすい上に、知れば知るほど色々な使い方ができる面白い果物です。
どうしても育てたいというものが無いのなら、果樹の栽培の第一歩として、カボスを選んでみてはいかがでしょうか。